どのような情報を集約しているのですか?
日本・アメリカ・オーストラリア・アジアに広がる全拠点の予算管理(予算達成率の確認)や、営業要求と工場からの出荷計画を確認するための資料作成を担当しています。営業要求と出荷計画が噛み合わないと在庫過多や納期遅延などの問題が発生する場合があるので、計画を確認しながら営業と工場の間に入り、問題を回避する橋渡し的な役割を担うこともあります。その他では、様々な視点からの採算性の確認(グループ全体、各営業拠点別、カテゴリー別、モデル別等)も行い、採算性が悪い点に関して原因を確認、分析しています。
活動の拠点は?
基本的に東京の本社ですが、問題解決のためには海外拠点へも出張します。2009年5月から約半年間、UNIDEN AMERICA Corp.に出張しました。アメリカでベトナムからの出荷状況を把握し、セールスマンへ常に最新の情報を供給することで客先への出荷に遅延が起きない様にサポートする体制をつくるため長期出張で臨みました。具体的には、アメリカのセールスマンに、モデルごと、顧客ごとの納期確認を行い、その要求を確実に工場へ伝えるルートや、工場での生産・出荷計画をチェックし、調整を依頼するルート、他の営業拠点に連絡し、生産ポジションを入れ替えてアメリカ向け製品を先に作ってもらえるよう依頼するルートも確立しました。出荷されれば船積みにフォローを要請し、アメリカのオペレーション部隊と連携して倉庫への受け入れ、品質検査、顧客への出荷までトレースできるよう仕組みを設定しました。また、その後ベトナムへも出張し、仕組みの両端を現場で直接確認することができました。
アメリカ出張で学んだことは?
生産拠点であるベトナムと販売の最前線のアメリカ、サプライチェーン全体をリアルに感じる経験ができました。一つひとつの工程を橋渡しする気持ちで見ていくことで、ビジネスが連係プレーであることを実感しました。帰国後は、数字だけを追いかけていた頃と違い、遅延が起こった時に困るセールスマンの顔が思い浮かぶようになるなど、数字の背後にある現実を感じられるようになりました。これまで「点」でしかなかった知識が「線」としてつながった経験は、自分にとって大きなターニングポイントになりました。
今後の展望は?
3月1日から経営管理部と情報システム部が統合され、GIS(Global Information System)という新組織が発足しました。グループ全拠点の経営データを集計・運用する経営管理部とシステム構築・サポートを行う情報システム部を同一組織とする事で、経営判断の基準となる各種情報処理の効率化と迅速化を図るのが狙いです。経営情報の分析とそれをより効率的に抽出できるシステムの両方を相乗させ、様々な局面でマネジメントがより正確・迅速な状況判断と意思決定をできるよう新たなERP(Enterprise Resource Planning)システムの立ち上げも進行中です。2011年はユニデングループにとっても自分自身にとっても、Big Yearになりそうです。

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村上 慶子 (むらかみ けいこ)
ユニデン株式会社 管理本部 主任 経営管理担当
2007年入社
トップマネジメントに迅速・正確な情報を提供し経営判断をサポートする管制官的存在。世界中のユニデングループで日々起こっている出来事を数値化し、可視化するというミッションに取り組んでいる。





